にしろぐ

楽しいことだけして生きていきたい、そんな私の雑記。

意地があんだよ!男の子にはなぁ!!男子の必修科目「スクライド」を再視聴しました。

最初は「アツい」って感想しか出てこなかったんだけど、時間を置いて…というよりは歳を重ねてから見るとまたちょっと違う感想を抱いた。

それでもアツい成分がほとんどだよね、このアニメ。好き。

 

感想、書き殴って寝ます。

 

前半のカズマはマジでただのチンピラ!アルター能力でイキり倒す!

のかと思いきや、劉鳳との初戦であっさり敗北し、HOLYに拘束されるという…。

後にカズマが劉鳳に「初戦でボコられたのはかなりヘコんだ」と語るシーンがあるほど一方的にやられます。(この語り合うシーンめっちゃ好き)

ビフ君をぶっ飛ばしたところまでは調子よかったんだけどね。

 

カズマも劉鳳も基本的に人の話を聞かなくてイライラする場面も!

この人達、プライドっつーか自我強すぎ!!

己を信じて突き進むダブル主人公はモブは当然、ヒロインの言うことすら聞きません。

特にカズマはすぐに殴って解決を図ろうとするのでたちが悪すぎるww

 

"向こう側"を見てからは精神的な成長が見られ、劉鳳はかなり丸くなりますが、カズマは相変わらずのチンピラ。でもそこがイイんだよな、このアニメは。

自分を曲げない。立ち塞がるものは容赦なく叩き潰す。現代人の心に足りないのはコレ。(嘘)

 

水守 VS. シェリス!劉鳳の心を射止めるのは?

最初こそシェリスは水守に敵意を向けるけど、この2人もお互いを認めあっていく感じがした。

特に記憶をなくした劉鳳がたどり着いた町で2人が心の内を吐露し合うシーンはよい。

 

何回か見てるからさ、シェリスが劉鳳を助けて死ぬの分かってるわけですよ。

申し訳程度の回想シーンしかないからシェリスがどうしてここまで劉鳳を慕っているのか、吊り橋効果を感じずにはいられないところもあるんだけど、シェリスの一途さは見てて辛い。

 

劉鳳はどちらかというと水守のほうにより好意を抱いていたんじゃないかと感じたんですけど、シェリスに助けられたことに引け目(恩義)を感じて水守の気持ちに応えられなくなってしまうのも辛い。

 

誰も報われねぇ…。

 

雲慶、精製ビフ君、常夏三姉妹まわりの戦闘は正直つまらなかった。

まず雲慶ね。2回登場したけどカズマと劉鳳、どちらの場合も似たような内容で2度目の劉鳳にアルター能力を使ったときは「またか」という感想しか出てこなかった。

1度目のカズマ戦で完膚無きまでぶん殴らせておいてよかったのでは。

 

次に精製ビフ君。何回登場したか忘れた。

"本土送りにされ精製を受ける"という非人道的行為を受けたせいなのは分かるんだけど、「ハンマー!」しか喋らなくなるので見てて聞いててイライラする。

しかも登場してもカズマや劉鳳にワンパンK.O.され、背負ってるジェットパックで逃走のパターンばかりで飽きる。

無常の無能采配のせいだろ、これ。

だからラスボスのくせにあっさり退場させられるんだよ。

 

常夏三姉妹も登場回数も割にパッとしない戦闘・役回りばかりでなぁ。

三姉妹をアルター能力で召喚している来夏月も魅力ないし、もっとあっさり退場してほしかった。

 

ラスボス・無常矜侍のかませ感が凄まじい。

もうこれは昔からどこでも言われてるよね。

かなみちゃんの能力を利用してクーガー兄貴相手にイキったくらいで、"向こう側"を開かせるのもカズマ・劉鳳頼り、攻撃能力も吸収したアルター結晶体頼み。

せっかくの吸収能力も"向こう側"から力を引き出したカズマ相手には「吸いきれない」とお約束の展開。

さらにお約束の第2形態もカズマにワンパンされる始末。

最終戦のカズマ VS. 劉鳳の前座になっているかも怪しいラスボスでした。

 

カズマと劉鳳の最終決戦の泥臭さは最高。

ここでの感想戦がかなりグッときた。

初戦ボコられてヘコんだとか、絶影の真の姿とか聞いてねえよずっと手加減してただろとか。あのケンカばかりだったカズマと劉鳳が戦いを通してお互いを認めあった感じ最高だよね。その上でどちらが強いのか白黒つけなきゃなっていうチンピラ的思考はちょっと分かんないけど。

 

戦闘も最初から全力全開ではなく、衝撃のファーストブリット VS. 絶影の触手(ムチ)という初戦リスペクトから始まるのがアツい。

セカンドブリット、ラストブリットと撃ち、最終話で初めて劉鳳に放たれるシェルブリット第2形態。「それと戦いたかった!」と迎え撃つ劉鳳さんかっけー。

無常戦でも見せた最終形態同士の戦いはパワー対スピードの構図になるのかと思いきやまさかのパワー対パワー。力こそパワー、パワーこそ力だしな。しょうがない。

 

空中戦から地上へ戻り、アルターを再展開して仕切り直しかと思わせておいて急にステゴロになるのすごいよね。

もうここからお互いなりふり構わない。骨も関節もボキボキ折れまくる。

中でも劉鳳の砂かけによる目潰しにはびっくり。

初戦ではカズマが同じ攻撃をし、それに対して劉鳳が「底が知れる!」と吐き捨てていたのが印象的だったんだけど、それを劉鳳が勝つために手段を"選ばず"というより、"選べず"にやってる感じが限界を感じてよい。

 

最後の一撃は残った力を振り絞り、お互い拳だけをアルター化。

拳同士がぶつかり合い、粉々に砕け散るアルター。倒れ込む両者。

勝者はどちらか。

ボロボロの腕のみが画面に映り、劉鳳の手刀、カズマの拳の握り方の順に動き終わる。

見る人によって勝者が変わる、粋な演出だよね。

 

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