つるいキャンプ場でキャンプしてきました。
「つるいキャンプ場」は北海道阿寒郡鶴居村にあるキャンプ場です。
無料で利用できるのはいいのですが正直な話、泊まったときに異様な雰囲気を感じましたね…。
鶴居村にはもうひとつ「つるい村民の森オートキャンプ場」というキャンプ場があり、観光協会のサイトでそちらは住所まで載っているのにこちらは鶴居運動広場に隣接しているとのみ。
ただ不親切なのか、村としてもオートキャンプ場に来てほしい理由があるのかは分かりませんが色々勘ぐってしまいます。
無料なのに設備は整っており、立地も良いが…。
利用するにあたって受付の類は一切必要ナシ。
勝手に立てて、好きに帰ってよし。車の乗り入れも自由です。
が、そうすると炊事場・トイレから遠くなるのでどうするか悩みどころ。
市街地がすぐ近くにあり、ロケーションで選ぶキャンプ場ではないため便利なところに立てたいところだが既に埋まってることのほうが多そう。
奥の方にいくにつれて長期滞在者、それも住んでるんじゃないかってレベルのが増えて設営するのをためらわせる雰囲気が漂っている。テント・タープの汚れ方が張りっぱなしのそれで、犬猫飼っているのは当たり前、旭日旗を掲げている者もいる。
それらの良し悪しはおいといて、関わりたくない場合は入口手前~中ほどに設営するのが無難だろう。
上の写真は中央の広場みたいなところの川側なんですけど、ペグの刺さりがすごく悪かったです。なるべく小石を少なさそうなところを探したんですが、こちら側はどこもこんな感じだったんですよね。
奥は木陰かつ芝生に見えたのだけど……まあ、張る勇気なんて出ないわな。笑
あとノミみたいな虫がすごいです。虫刺され対策必須。
私は慢心してとんでもないことになりました。
炊事場・トイレに関して
どちらも無料なのにきれいです。
炊事場は利用者数に比べて規模が小さく混みがち。
トイレは水洗ですがちょっとクサい。
デカデカと「トイレットペーパー持出禁止」と書かれていたので、よく持ち出す人がいるのだろう…。
炊事場へ歯磨きに行ったときの話なんですけど、ついでに飲み終えたチューハイの缶をゆすぐために持っていったんです。そのまま置いておくとお酒臭くなっちゃいますからね。で、ゆすいだのをコンビニ袋に入れて歯磨き中、洗面道具と一緒に炊事場に置いてたんですよ。
そうしたらどこからともなくおじいさんが現れ、「この缶置いた?」って尋ねてくるんです。あー、ポイ捨てに思われたのかなと思い、「ゆすぐために持ってきたのでちゃんと持ち帰ります」と返すと何も言わず去っていったのですが、ヌシというか自治隊みたいな長期滞在者がやっぱりいるのかなと思った瞬間でした。
近くの入浴施設は2つある
「ホテルTAITO」と「グリーンパークつるい」の2つが近いです。
オススメは断然ホテルTAITO。キャンプ場から車で2~3分の距離。
よりホテルらしく接客してくれるTAITOのほうが気持ちよく利用できるんじゃないかなと思います。
内湯・水風呂・ドライサウナ・露天風呂があり、露天には大浴槽のほかにつぼ湯もあり。ボディーソープ・シャンプー備え付けあり、ドライヤー無料です。
お風呂上がりに食べる「つるいソフト」は最高。
濃厚で甘いミルクソフトクリームです。
おみやげ販売の「つるぼーの家」と村唯一のコンビニ・セイコーマートもホテルTAITOのほうが近くて便利ですよ。グリーンパークつるいは歩いて行こうと思えば行けますが、私は受付のおばちゃんがなんかダメで行く気がしませんでした。完全に個人的な感想です。
レストランに関して
どちらも繁忙期のディナータイムは宿泊・予約でいっぱいになるとか。
ホテルTAITOは空きがあれば融通してくれますが、グリーンパークつるいはそもそも日帰り客向けに営業していないそう。
利用する予定がある方は早めにご確認を!
それとメニューと価格ですが、どちらもホームページに記載ないんですよね。
調べたところありがちなメニュー、常識的な価格って感じでした。
グリーンパークつるいのパンフレットに関して
レストランの営業時間の表記が古いものが存在し、それがホテルのロビーに堂々と置かれています。受付でそれを尋ねると「それ古いんだよね」って言われました。廃棄しなさいよ。
そもそもディナータイムもレストランが営業してあるかのように書いてあるものは情報が古いです。2019年8月時点の最新情報としては「夜間営業は電話で要確認」となりますのでご注意を。
買い物は釧路市街や通り道で済ませましょう
村唯一のスーパーは「Aコープ つるい」になりますが、Googleの口コミどおり物価高めです。札幌なら100円で買えるようなチューハイも鶴居なら150円、田舎あるある。
近くのセイコーマートよりほんのり安い程度なので、無理にここで買い物するよりは他のところで買って持っていったほうがいいと思います。
終わりに
鶴居村にある「つるいキャンプ場」で泊まってきました。
無料で温泉が近く、買い出しも楽なのですが、また泊まりたいと思えるようなキャンプ場ではありませんでしたね。完全に"無料"目当てで行くべきです。
物価が高いだとか繁忙期に温泉のレストランが使えないだとかはここに限った話ではないし、しょうがないところではあるのですが、ビギナーには長期滞在者が不気味すぎたなーってのが本音。
お金を払って「鶴居村民の森オートキャンプ場」を利用する手段もあるのですが、7~8月しか営業していない上に料金が割と強気で……どうしたものかな。